健康と食事

海外でも日本でも増え続けている病気に糖尿病があります。糖尿病は血糖値が高い状態が常に続く病気であり、インスリンの分泌に異常がおこることで発生します。1度かかると完治することはなく、一生食事制限を続けることになります。これは糖質中心の食生活が続いたことによる弊害だといわれています。
糖尿になってしまう原因は遺伝的な場合もありますが、今増えている糖尿患者の8割以上が食生活による影響で発症しているといわれています。糖尿病になったとき、また糖尿病にかからないようにするためには食事の量や肉、油ではなく糖質の量に注目する必要があります。
糖質とは人間のエネルギー源であり、砂糖は勿論のことご飯やパンなどの主食がそれにあたります。現代人は糖質を食べつつ糖質を飲むような食事が多くなっており、飽食の時代であるために血糖値が下がることなく常に糖が体内へ補給されている状態にあります。これによって糖尿や肥満が進行し、血液がドロドロになってしまうのです。
最近健康意識の高い人の間で流行っている食事に糖質制限食があります。これは食事の糖質を適量へ制限したもののことです。つまりは炭水化物の量を減らし、野菜や卵、肉などの食物繊維とタンパク質をたくさん取るようにしている食事のことです。これは健康のためにもなりますし、糖尿病治療にも最適ですが、なにより1番はダイエットに大きな効果があるのです。
糖質制限食にすると体を動かすエネルギー源である糖質が減ってしまうために、体重が増えることはまずなくなります。1日に必要な糖質量の最低値だけ摂取していれば、自然と体に負担をかけすぎることなくエネルギー不足にさせることができます。糖質制限食によって軽くエネルギー不足に陥った体はエネルギーを確保しようとこれまで蓄えていた脂肪を燃焼するようになり、痩せるという理論です。糖質制限食といわれると厳しい食事制限が待っているのではないかと不安を感じる人もいますが、実はまったくそうではありません。
糖質制限食というのは炭水化物や糖質を制限した食事であり、お米、パン、麺類、シリアル、根菜類、砂糖のような糖質中心の食事を辞めるだけでOKです。食事量を減らす必要はありませんから、ご飯を食べない、または減らす代わりに糖質の少ない食品をたくさん食べて下さい。糖質の少ない食品は良質の油、葉物野菜、チーズ、肉、魚、豆腐などです。砂糖も糖質0の甘味料ならば利用しても問題はありませんから、ご飯やパンが無い代わりに限りなく普通の食事ができます。
糖質制限食を覚えるまでは中々苦労することもありますが、これにすれば面白いように食べているのに体重が減少しますし、健康状態も改善していきます。病気を抱えている人はその病気を考慮した糖質制限食ができるよう医師へ相談する必要がありますが、特に病気を抱えていない健康な世代であれば糖質制限食を今すぐに実行することができます。
甘いものが欲しくなることもありますが、人工甘味料や糖質オフのスイーツならば食べても大丈夫なこともありますし、完全に糖質制限食を無視した日を息抜きに作っても問題はありませんから、ストレスにならないように調整しながら糖質制限食と向き合うようにして下さい。最近は糖質制限食にも理解が広まり、糖質制限ご飯、糖質制限パンなども登場していますから、それらを利用するのも良いとされています。